こちらから

*インスタグラムから教習所の動画がおすすめに

インスタグラムを見始めると続々とおもしろい動画おすすめされて見飽きません。

流れてくる動画の中に興味深い装置が紹介されていました。紹介していた主のプロフィールは教習所の教官。片麻痺(体の片側に麻痺がある場合にこう表現されます。)の方が自動車免許を取る為の運転装置をつけた教習車を用意しているそうです。教習所によって準備の違いがあるでしょうね。

麻痺のある人こそ移動手段の確保が必要になりますよね。 片麻痺や車椅子での生活はホントに大変だと思います。 

腰部由来の麻痺であれば下半身の麻痺だけかもしれませんが、脳や上部の脊椎由来の麻痺だと全身が麻痺範囲になる可能性がありますよね。でも片身は大丈夫な場合これに応じたデバイスがあるといい、身体の残存機能を補える器具はほんとに重要です。

この教官にダイレクトメッセージで装置について質問したのですが返信はいただけませんでした。

*ネットで調べるといろいろな選択肢

なのでググりますと・・・いろいろあります。しばらく前に調べた時にはあまり出てこなかった気がするのですがいくつかあげときます

  ・上半身だけで運転する「ニコドライブ」

ニコドライブのHP画像

 使いやすく別の車にもすぐ付けられるので旅行にも持っていけるそうです

  ・ニッシン自動車 左足アクセル

 これだと左脚アクセルが比較的容易に実現できそうです。健常者用にも戻せます。フロアにボルト貫通が必要なのかな?そのくらいでいいのならあけるでしょ。コーキングすればいいだけだし。

左足アクセルの改造例 ニッシンの機材

 ユーザーのブログに紹介されているホンダの(テックマチック)もあります。

 ホンダはいろんな事態を想定しているらしく、左手アクセルあり、フットステアリングありです。知りませんでした、こんなにあるんですね。もう操縦桿、ジョイスティックで作ってください。ゲーム好きならその方がうまいかもしれない。そのうち脳から直に信号を取り出す日も近いかも知れません。自動運転と組み合わせたらどうなるんでしょう。

ホンダ左手コントロールグリップ
左手コントローラーの例(ホンダ)

 ニッサンではワンペダルシステムがあります。これも応用範囲が広そうです。

*助成金の存在

 車体の改造が市町村からの助成金対象になる場合があります。 こちら  むこうからはやってこない情報なのでしらべないと存在がわかりません。補助とか助成とか、介護の場合は地域包括センターで聞くというのが早いのでこういった情報もあるのでしょうね。

 

*ATセレクターは単なるスイッチ

以前、「ふたり鷹」だったか「ガッデム」だったか新谷かおる先生の作品でATセレクターの解説を読んだことを思い出しました。ATセレクターはマニュアルシフトと違ってスイッチでしかないようです。MTと違い物理的なリンクを設けくても、スティックシフトにしなくてもPRNDが選択できればいいのでボタンでもいいとのこと。メーター斜め下にあるような車種もありますが、配置の自由度は高いらしいです。

*免許制度については罰則があります

麻痺後の運転について、法令面からも詳しく説明されているブログがありました。

トヨタも案内を出しています。平成26年から申告をし審査を受け合格してから運転しないと罰則がついたとのことです。

身体機能に差しさわりが出てもけっこう運転する方法はありそうです。 MTでなくてもいいでしょう。RFのインプレ記事に6ATがずいぶんいいとでていました。友人が持っているのでそのうちさわらせてもらいたいです。