先日ニュースで、枻出版社が民事再生法適用申請という記事を見かけ、枻出版社のサイトを見ましたが本当でした。負債は58億、2017年3月期の売上は102億円との事。

 近年本屋に行くと枻出版社が出している雑誌やムック、文庫などかなり目立っていた気がしていたんですが。ああ、出版不況に巻き込まれてなかったんだ、よかったといつも思ってたのに残念です。枻出版社の社長は漆島さんから角さんになっていて業容も拡大されていたので、ずっとお忙しかったでしょうね。 

 私が新卒でスポーツウェアメーカーに入ったんですが、バイク用のウェアを開発し販売するということになっていまして、そこへ配属になりました。そんな事知らないで入ったのである意味願ったりだったんです。 そのウエアの開発協力と宣伝をライダースクラブに関わっていただいていました。根本さんがアドバイザーキャラクターでした。(その非常にお世話になったライダースクラブは枻出版社から発売されていましたが今度は実業の日本社からでるとのことです。そのほかのタイトルもいろんな出版社で継承されていくようです。)  

 当時ライダースクラブは渋谷区東にありました。しばらくして渋谷から遠い環八あたりに引っ越しました。そのころまでくらいだったのでだいたい92年から96年までお世話になっただろうと思います。

 大げさですが新人の頃ライダースクラブの方々にはひじょうにお世話になり、いつか恩を返そうと思いながら25年何もできませんでした。(たまに買うのと本屋で目立つところにライダースクラブを置きなおすくらいはしてました(笑)こんな誰も見ないところで感謝されてもしょうがないでしょうが、謝意は示しておきます。 

 この頃の表紙は 帆足さんというカメラマンによる作品と呼べるものばかりです。美しい写真ばかりでした。今の躍動感のあるものもいいのですが。

 私がいたスポーツウエアメーカーは新しいウエアの発売前からライダースクラブの目次対向ページを毎号押さえるというか使わせていただくというか、今考えるとそんな贅沢をしていました。発売前のサンプル品でモニタ-していただいたり、発売後はいろんなイベントにお邪魔させていただき、読者の皆様にご意見頂いたり、根本さんの威光で読者に買っていただいていました。バイク業界以外からの広告主だったこともあったのでしょうか丁寧に扱って頂いたおぼえはあります。モーターマガジンさんにも他の出版社さんにも広告を出すことでお世話になりましたが、ライダースクラブにはケタ違いに感謝しています。商品にライダースクラブ色が出すぎるのは結果的にどうだったのかわかりませんが。

 当時ライダースクラブでお世話になった方々は根本さんをはじめ、営業は角さん、内藤さん、藤野さん、上田さん、伊藤さん、猪田さん 編集に中澤さん、安田さん、村上さん、浦田さん。 その節はありがとうございました。

 担当していただいた営業の内藤さんは用品店(ライコランドだったとおもいます)藤野さんはBMWに90年代にいずれも転職されご活躍されていたと思います。今頃は何をされているのでしょうか。ほとんどの方がバイクがお好きなようで、ライディングパーティでは綺麗に乗りこなされてました。

 角さんはE300あたりからシェビーバンだっかアストロだったか定かではありませんでしたが乗り換えた時期で、そのアストロの中で昼寝までさせていただいた事があります。車のことはよくお聞きしたんですが、その時ロードスターを勧めて下さったのは角さんでして、これがずっと引っかかって購入に至るわけです。若造に良くしていただきありがとうございました。

 編集の安田さんはわれわれが開発したウエアに対して、こんなもの誰も着ないと数時間語っていただいたのも覚えています。 当時いた会社でどんなウエアを作っていたかは別に書き直しますが、その安田宏行さんを調べてみると ニューズ出版のストリートバイカーズ編集長、それから有限会社無常事務所を世田谷に起こし、自社でストリートバイカーズを発行されていたようです(時系列など詳細不明ですが)STREETBIKERSwebmagazinn。紙媒体としては2018年に休刊してしまったようですが、今年2021年にアウトドア誌「GOOUT」の中で1コーナーとしてストリートバイカーズを復活されたようです。おめでとうございます!  お名前が安田 尚令さんに変わっていましたので検索にヒットしませんでしたがご尊顔はかわらないですね。社名にも無常ということから、仏教的な傾倒があるのでしょうか。ご活躍されているようでなによりです。

 ご健在でよかった根本さん 「RIDEHI」へ

 ライダースクラブ誌については特集内容よりも巻末近くの根本さんのコラムだけ見るようになっていました。そのコラムもいつのころからか無くなっていたので、具合でも悪いのか、デイトナでクラッシュでもしてしまったのか、あのお方は不死身だからまた復活するだろうなんて思っていたがましたが違ったようです。

 本屋でライダースクラブに似た装丁の雑誌を発見します。「RIDE HI 」。 ライターたちは業界の中で行き来しているので、ライダースクラブ出身の人が作ったんだろうと思いつつ中を見ると、根本さんいるじゃないですか。ご健在で何よりです。編集も中沢さんがやられているようです。根本さんのレーシングスーツもDAINESEの青系統色になっていました。ここ数年はダイネーゼと組まれているようです。

 私のなかで根本さんは赤x銀のコミネ、ウルトラマンみたいな色合いのこれ↓  (今年ヤフオクで出ていたようです。画像はオークション価格相場研究所より)

 

 

 

 95年当時はライダースクラブ のほかに クラブマン、バイカーズステーション とテイストの似た雑誌がありました。クラブマンは2009年に休刊され2018年に一度発行されたようですがもうないようです。バイカーズステーションもライダースクラブも相当コアなファンがいるのでしょう。 ライドハイはどんなファンがつくのでしょうね。ライダースクラブと食い合ってしまうより両方伸びていくのが理想なんですが。

 これからも、角さん、根本さんほかライダースクラブ出身の方々のご活躍を願っています!

バイクの年間死亡者は448人

 バイクは危ないという人がいますが、そりゃ危ないですよ。スポーツとして成り立つように安全に貢献するバイクウエア作りを当時目指していたわけですから。交通事故死は当然あって 平成29年の乗車中死亡事故は448人です。クルマでは1221人だそうです。ちなみに自殺者は21,081人(2020年)コロナの国内累計死亡者数は4/28現在で10,126人です。どう思いますか?バイクばかりが危険というわけではない気がしますが。お亡くなりになられた皆さんのご冥福をお祈りするばかりです。

 原付に乗る人が減っているので、趣味の入り口が狭くなっている気がします。そうするとバイクへの理解者が減る気がしてなりません。原付から増えることを願うばかりです。

 

 

 

バイクの販売激減?そうでもないようですよ

webike というサイトに、バイクの国内出荷台数グラフがありましたので引用します。

 販売面では原付減少が顕著である以外、他は横ばいとの事です。 昨年の記事のようですがとても興味深いです。今は電動化の一歩手前であるのは4輪の状況からも間違いはないようです。

 いろんな規制でモータリゼーションは変わらざるをえませんが、近くあるユーロ6規制やその後に続く規制は現状を全く許しませんね。特に規制して新しい市場ができると得をする国が多いですからね。電動化が進むとまず中国が儲かるのでしょう。発電は何で行うかなんて事になるとどうなんでしょうか。

 趣味の人にとって面白そうな車やバイクがあったら買っとけということです。

 もし電動化が一気に進むと、クルマの場合はその後に待ってる自動運転化さらに運転自体の規制に進んでいくんでしょうね。

↑ この頃にライダースクラブはどんな雑誌になっているんでしょうか?