ようやく後ろ半分を塗りまして、全塗装(オールペン?)に至りました。
2019年に前半分を塗ったので足掛け三年に亘ってしまいました。屋根なし駐車のため先に塗ったほうに退色が始まってそうですが、結果としてはまだ大丈夫でした。
前回の塗料の残りを使いました。ベースコートは2液型パナロック、クリアは3:1のエコロックです。
2019年に開封した塗料は大丈夫か
放置していた缶の中で固着していないか、もしくは分離やダマになっていないか心配でしたが大丈夫でした。手提げつき丸缶は開口部が大きく密閉に不安があったのですが問題ありませんでした。 メタリックの成分が分離していたらいやなので缶をよく振ってから開けて、硬化剤・シンナーと混ぜてみます。
今回ベースコート用に使ったのはこれだけです。800gくらいかな。作った塗料は少しあまりました。缶の中に残ったのはスクーターに使います。
同色の上に乗せるだけなので,下色の隠ぺいを気にするする必要はないので気が楽です。左リアとバンパーにパテ塗りの部分があるのでこの部分の色が乗るように気にして塗りこみすぎないように気を付けます。
前回の失敗はいっぱいあるのですが、野外で適当に吹くので近所迷惑がいちばんの気がかりです。ほんとすいません
古い塗料は要注意
この塗装をする前に実家でハードトップの塗装をやり直したのですが、古い残りの塗料を使ったのもあり大失敗でした。こっちはイサム塗料のハイパーリアクターというシンナーとハードナーが最初から混ざっている物を合わせるタイプなのですが、撹拌不足なのかベースコートはダマになりハイパーリアクターは沈殿がありました。そのため、ガンに注ぐ際にフィルターがつまりガンのカップに思うように注げません。見た感じ大丈夫なのでそのままガンに注ぎ吹いちゃったのですが、1.3mmの口径を通過した固形物を多く塗布してしまい大失敗しました。
とりあえずクリアも吹いて研ぎますが、ムラもひどく機会を見てやりなおしになるでしょう。今度は凝った高い塗料を使わず、ホイールに使った原色ホワイトにしようとおもいます。この失敗顛末は別に書こうとおもいます。
準備が8割
塗装に至るまでの準備はひじょうに時間がかかります。屋外なのでまず天気予報。そうじとマスキングとエンブレム外しなど。今回下地の足付け研磨はパテ補修部分以外行わず、プライマースプレーだけでいきます。ミッチャクロンは使い切っていたので、モノタロウのオリジナル商品を使いました。マスキングはほんとうにめんどうなのですが、かなりミストが入り込みますので見える部分はきちっとやらないとあとでずっと気になります。エンブレムは足が貫通して金属のクリップで留められてるのでなかなか外せません。クリップをニッパーか何かで折りたたんでしまえれば外れます。
ガンは明治のを使っています。アマゾンで2019年に買いました。それまでは安物F75?でしたがいいものが欲しくなり岩田とデビルビスと悩みましたがユーチューブで紹介されていたので明治にしました。カップはF75のものを使います。 カップだけでも一流品はけっこうしますから。安物と吹き比べた動画が「板金塗装レストアGT」で上がっています。 使えるが吹き付け範囲が安定しないとの印象を受けました。
レギュレーターはガンに直付けし簡易ドライヤーはコンプレッサー側に付けました。
指定の圧力は0.15~0.2MPaですので黒いダイヤルをぐるぐるまわして合わせます。コンプレッサーが100V1馬力で貧弱なのと、なるべく飛散を抑えたいので圧力は0.15MPaにしておきます。タンク容量が少ないとすぐ圧力が落ちます。回復を待って塗るくらい心に余裕が必要です。
ベルトラインモールを外して塗るのが正解なんでしょうが、今回はマスキングして塗ってしまいます。際に固着したゴミを取り除くためクレンザーと歯ブラシで磨きました。
テールランプとエンブレムの取り外し
雨水がテールランプのまわりを通って落ちる構造なのもあり、ランプ周りの汚れがひどいため外します。
トランク側からテールランプ取付部を見ています。テールランプユニットを外す為、内装カバーを外しました。2か所のナットと上部のビス1か所計3か所で留まっています。ナットそれぞれのその下にはめ込みツメがありますが、へんな方向のツメではありません。ユニットを真後ろに引っ張れば取れます。
外すとこの様子なので掃除が必要ですが、そんなにきれいになるものでもありません。
mazda のエンブレムはマスキングできないので外します。よく糸でやってますがそんなのでは外れません。うらに金属クリップで留まっているからです。無理にやるとエンブレムの樹脂でできた足が折れます。フロントバンパーで折りました。逆側のRoadsterエンブレムはマスキングで済ませます。
塗装の順
下地処理 → マスキング → 脱脂 → プライマー → ベースコートx → クリヤー → ペーパー → コンパウンド → ワックス
今回 クリヤーまでやりました。
塗装前の状態
前半分、ピラー、ミラー とそれ以降の色差がかなりあります。
左リアは自転車にやられてできた凹みをパテ埋めしてずっとこのままでした。
塗装開始 パテの部分だけプラサフを吹きました。ここだけコート数を多くして隠蔽します。
色違いを隠そうしてあまりに塗りこみすぎると垂れます。きちんと時間を空けて塗り重ねていきます。
ドアは完全に閉めて吹きました。結果としてうまくぼかしが入った状態になりうまくいきました。モール類への付着はありません。トランクは外したのですが、その必要はなかったようです。
塗り終わりました。テントに幕を付け部屋状態にした場合は防毒マスクが必須です。今回は幕を付けませんでした。
マスキングを外します。前後の色差がなくなりました。
逆側のパテ跡はありません。
磨き工程が残っていますがとりあえず終了です。気が向いたら磨きます。
大事なのは、近寄って詳しく見てははいけないということです。
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